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第二十六話

第二十六話 正面

第二十六話 オアシス&器 第二十六話 ガラス石 第二十六話 オアシスとガラス石


八月の京都の行事で私の頭に浮かぶのは、お盆の五山の送り火です。山に囲まれた京都ならではの風景は、静かな行事ですが、時間差で次々に火がともる五山は厳かで美しいものです。

子供の頃にはよく、五山のひとつ「大文字山」に登りました。山頂までは30分ほどの道のりですが、途中に沸き水があったりしたのを覚えています。都会からすぐ山道に入り、木々と自然を満喫できるのも盆地の京都ならではですね。

私はやはり子供の時分より植物が好きだったようで、道すがらの木々の葉や枝ぶりを興味津々と見て楽しんでいました。今思うとおかしいのですが、ある時なぜか気に入った枝(思い出すと藪椿でしょか?!緑の葉っぱがしっかりと付いていましたから)をポキリと折り、持ち帰ったことを思い出しました。力強い枝に、夏の暑い時期だというのに葉もたくさん付いているのが、嬉しかったのだと思います。

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