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第十八話

第十八話


京都の町並みもクリスマスデコレーションに彩られ、華やいだ雰囲気です。

私としては、京都の師走を一番感じるのは、歌舞伎の顔見世興行でしょうか。祇園南座のまねきがあがっているのを見るたびに、「今年もいよいよ年の暮れが来たな~」と、毎年のことながらしみじみ思います。

観光都市・京都は、どの季節もそれぞれ見所があり本当に面白く、またさまざま表情から、いろいろなことを感じさせてくれます。
特に最近の私は、京都の「雅な文化」に興味を惹かれています。

寺院も多く、静かで凛としたイメージを持たれる京都ですが、その一方対極にある、祇園町の舞妓さんや芸妓さんのような、華やかな文化の京都に注目しているわけです。

舞妓さんの月ごとに替わる簪(かんざし)などは、装飾の仕事をしている私に多くのインスピレーションを与えてくれます。


12月に入り、装飾的な花を生ける仕事が増えてきました。

クリスマスデコレーションもするのですが、ただ華やかに飾るだけでなく、その中に上質な派手さや、京都の雅な文化を、何かしら自分なりに表現できれば面白いだろうなといつも思います。

まさしく京都ことばで言う「はんなり」とした感じに仕上げる、と言うことでしょうか。
実はこれ、なかなか難しいです。


「はんなり」・・・上品ではなやかなさま。ぱっと明るいさま。主に、関西地方でいう。
                                 (大辞泉より)

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